リフレクソロジーについて
リフレクソロジストとは
リフレクソロジーは、足裏に触れる仕事だというのは見ていてわかりますが、具体的には、どういう仕事をしているのでしょうか。その歴史に触れつつ、リフレクソロジーの考え、リフレクソロジストの仕事について紹介します。
リフレクソロジーとは
リフレクソロジーは、いわゆるホリスティックセラピー(統合医療、補完療法)のひとつで足や手等を中心に、手指で刺激をすることで、自然治癒力に働きかける手技のことです。
リフレクソロジー(REFLEXOLOGY)という言葉の由来は、反射という意味のREFLEXと、学問という意味のOLOGYを組み合わせた造語と言われており、反射学、反射療法と訳されます。起源は世界各地にあり、4000年前のエジプトの壁画にも、その痕跡があると言われます。
リフレクソロジーでは、からだ全体が手足や、顔、耳などに縮小されて、反射投影されていると考えられています。足の裏を例に取ると、親指が頭部、足裏内側は背骨、足裏上方は胸部、中央は腹部、下方は大腸など腰部が反射投影されているのです。
この反射投影されている場所のことを、反射区、反射ゾーンなどと呼びます。反射区を刺激することで、間接的に、からだ全体を刺激し、からだ全体のエネルギーの流れを促す効果があると言われています。
顔、耳などにも反射区はありますが、なかでも、からだの末端である足の裏は、第2の心臓と呼ばれ、血液の循環に重要な役割を持っています。その足の裏を刺激することで、血液やリンパの流れも促され、新陳代謝が良くなると考えられています。また、リラックス効果があり、ストレス解消など、心のケアにも役立ちます。
リフレクソロジストとは
リフレクソロジストとは、リフレクソロジーを行う施術者のことを指します。
主にリラクゼーションサロンや美容院、スポーツクラブ、ホテル、老健施設、緩和ケア病棟などで活躍しています。自宅サロンや、出張で施術する人もいます。1回の施術は約30?120分です。リフレクソロジストは単に施術を行うだけでなく、施術前後にお客様の体調や生活習慣等についてのアドバイスを行い、心と体の健康の相談役にもなります。
リフレクソロジストになるには
リフレクソロジストになるには、大きく2つの方法があります。スクールに入学し、通学もしくは通信で学び資格を取得してから、サロンなどで勤務します。
資格を取得するには、座学で、生理学、解剖学、心理学などを学び、実技で手技を学びつつ反射区を覚えます。
リフレクソロジストの資格はいわゆる民間資格と呼ばれるもので、国家資格を持つ柔道整復師とは異なり、その資格も各学校によって異なります。その為、どんな技術が学べるか、しっかり確認することが大切です。
リフレクソロジーをサロンに受けにくる人は、日常の疲れを取りたいというのが主な目的ですが、多くのお客様は、体はもちろん心も含めて癒されたいという気持ちを持っています。カウンセリングやヒアリングのテクニックも、合わせて学ぶと良いでしょう。