身体の不調改善
血行促進の方法と身体への効果
「血行促進させると体調が良くなる」ということは、ほとんどの人が知っていることでしょう。では、具体的に血行促進するとどんな効果が得られるのでしょうか。その疑問の答えと、自分でできる血行促進に良いリフレクソロジーについてご紹介します。
◆血行促進で得られる効果
血行促進して得られる効果はたくさんありますが、ここでは一言で簡単に言えるものではありません。この記事では、期待できる代表的な効果をいくつかご紹介しましょう。
老廃物が排出されやすくなり、疲労感が軽減される
血行が促進されると、体中を流れる2つの液体であるリンパ液と血液がどちらも循環が良くなります。この体液(血液、リンパ液)の流れが良くなると、体の各部分に溜まっている老廃物が、排泄物や汗などによって体から外に出やすくなります。老廃物が体からなくなっていくと、体が軽くなり疲労感も軽減されるという嬉しい効果があります。
自然治癒力が高まる
私たちの体には予備能力、再生能力、復元能力という3つの力、つまり自然治癒力が備わっています。そのような自然治癒力となる栄養素は私たちの血液の中に含まれています(体調バランスを整える役割のホルモンも、血液と一緒に流れています)。
血行促進すると、調子の悪い部分(臓器や器官)に、回復するための必要な栄養素がしっかり運び込まれるので、自然治癒力が高まります。
新陳代謝が良くなる
血行が促進されるとすべての臓器や器官が活性化するので、新陳代謝が高まります。新陳代謝が高まると無駄な脂肪がなくなったり、肌もきれいになったり、毛髪が元気になったりと外見にも嬉しい効果が期待できます。
◆日ごろからできる血行促進方法
血行促進のためには、シャワーではなくお風呂にリラックスしてつかるようしましょう。40度以下のぬるめのお湯に約20分つかって、体の芯まで温めましょう。
心臓からもっとも遠い足は冷えやすいため、足を温めるだけでも血行促進されるので足湯なども効果的です。
◆血行促進に効果的なマッサージ
血行促進を促すマッサージはたくさんありますが、簡単にできる方法をご紹介します。
膝の裏がポンプのように運動すると、血液やリンパは心臓に戻りやすくなり血行が促進されます。体液の流れを良くするため膝の裏を両手でほぐし、老廃物質が溜まりやすいふくらはぎもつづいてほぐしましょう。
足の甲全体を指側から足首に向けて、両手の親指で上に流すような気持ちでマッサージしましょう。ポイントは、息を吐きながらある程度の力を入れておこなうと、効果が上がります(クリームをつけると、すべりが良くなります)。
◆リフレクソロジーで血行促進をしよう!
足は「第二の心臓」とも呼ばれ、体のポンプになっている部分なので、足を刺激することで血行が促進されます。リフレクソロジーはただ血流を良くするだけではなく、各臓器や各器官も活発化させるため免疫力を高め、体調改善にもとても効果があります。
血行促進のために大切な深い呼吸ができるようになるために欠かせないのが、横隔膜の働きです。横隔膜の動きを良くするために、横隔膜の反射区にリフレクソロジーを施術することも効果的といわれています。
運動不足で、常時エアコンのあたる場所で仕事をする機会の多い現代人は、血流が悪くなっていることがほとんどです。自分で意識して、血行促進に効果的な方法を試しましょう。