妊娠中・産後の足のむくみ解消法!|リフレクソロジースクール・専門学校 日本リフレクソロジスト養成学院REFLE(リフレ)

  • 東京校
  • 大阪校
  • 東京校・大阪校舎 アクセス
  • イベント開催中
  • 公式 Twitter
  • 公式 インスタグラム
  • 公式 Facebook

 REFLEコラム

健康・癒しのお仕事の探し方

妊娠中・産後の足のむくみ解消法!

妊娠中に足がむくんで大変だったという話はよく聞きますが、実は出産後も深刻なむくみの症状に悩む女性は少なくありません。ひと口に「むくみ」と言っても、妊娠中と出産後ではその原因が少し異なります。

ここでは産後の足のむくみの原因と、解消するための方法を詳しく紹介していきます。

img

◆妊娠中にむくみやすいのはなぜ?

妊娠中にむくみが発生しやすいのは、赤ちゃんに栄養を行きわたらせるために血液が増加することで、体内の細胞組織の液体と血液のバランスが崩れることが、大きな原因です。時期としては、妊娠12週目あたりから体内の血液が増え始め、34週目に入る頃には、通常時よりも血液量が50%近く増えると言われています。

 

また、妊娠中は血液全体ではなく、「血漿(けっしょう)」と呼ばれる、水分を多く含まれる液体が増えているため、血液は水分が多くなりサラサラの状態になります。すると胎盤の血液や体液の循環も良くなるため、赤ちゃんには栄養が行き届きやすくなるのです。

◆むくみの原因と症状について

出産によって女性の体内からは大量の水分が失われ、産後は母乳を作り出すためにさらに水分がたくさん使われるため、出産後の女性は体内の水分バランスが崩れた状態にあります。

産後、多くの女性にむくみの症状が現れるのは、身体が失った水分を補おうとして過剰に水分を溜め込んでしまうことが原因のひとつだと言われています。むくみの症状は人によってさまざまですが、足が象のようにパンパンに腫れてしまう場合が多いようです。

ほとんどの場合は、時間の経過とともに症状が落ち着いてきますが、時間が経ってもむくみがひかない場合や手足にしびれや痛みの症状が現れたときには、医師の診察を受けることをおすすめします。

◆むくみ解消に効果のある食べもの

身体がむくむからといって水分を控えてしまうのは、産後のむくみにはNGです。産後の母体は母乳を作るためにたくさんの水分を必要としているので、水分の摂取を控えてしまうと膀胱(ぼうこう)や腎臓に負担がかかり症状が悪化してしまいます。水分は出来るだけ積極的にとるように心がけ、食事の内容にも注意するようにしましょう。

まず注意しなくてはいけないのが塩分の取り過ぎです。身体が疲れていると塩分の強いものが食べたくなってしまいがちですが、塩分を摂り過ぎると濃度を薄めようとして、体内で水分が溜め込まれます。その結果むくみにつながってしまうのです。

出来るだけ塩分を取り過ぎないように注意してください。

 

また、カリウムを摂取することもむくみ解消に効果があると言われています。アサリやアボガド、レモン、トマト、キュウリ、柿などがむくみ解消に効果のある食材です。

 

◆むくみの解消方法

産後のむくみは、リンパの流れが悪くなってしまっていることも原因のひとつだと考えられており、このような場合には、足を高くして眠ると良いと言われています。足を高くすることで、足に溜まった血液やリンパの流れが身体の中心に戻りやすくなるのです。一度足の下にクッションなどをおいて眠ってみてください。その効果を実感できるはずです。

 

産後のむくみ解消法には、医師等のアドバイスを元に産褥(さんじょく)体操がおすすめです。産褥体操とは、身体が妊娠前の状態に戻っていく時期、産後およそ6週間の「産褥期」に行う体操のことです。産褥体操をすると血行が良くなるため、むくみの解消や、疲労の回復、母乳の分泌促進などの効果が期待できます。

 

ほかに、足浴もおすすめです。足を温めてあげることで血行が良くなり、むくみが解消されやすくなります。お湯の温度は比較的すぐに下がりやすいので、足し湯を用意しておきましょう。お湯の中で足首や指を動かして軽いストレッチをしても良いでしょう。

 

また、プロの手を借りて、足裏を刺激するリフレクソロジーをするのも良いでしょう。血液やリンパの流れが良くなり、代謝がアップすることから、症状を和らげることが期待できます。また、痛みを伴わない方法なので、全身のリラックス効果も抜群です。

 

◆病気の可能性について

妊娠中のむくみには、稀に病気の可能性があることも知っておきましょう。むくみが見られる場合に考えられる病気が、「妊娠中毒症」です。妊娠中毒症になった場合の、主な症状は「高血圧」だと言われていることから、「妊娠高血圧症候群」とも呼ばれています。

以前は、「尿たんぱく」や「むくみ」があるだけでも妊娠中毒症と診断されることがありましたが、正常妊婦でも30%の方に見られる、あまりにも一般的な症状なので、病気の症状としては除外されました。

 

多少のむくみは、基本的には妊婦に悪影響はないと考えられていますが、妊娠中毒症の可能性もあるので、気になる方は医師に相談しましょう。

 

◆妊娠中毒症を放っておくとどうなる?

妊娠中は、むくみが発生しやすい時期ですが、もし妊娠中毒症だった場合、見逃してしまうと妊婦の身体や、お腹の赤ちゃんに悪影響を与えることにもなりかねません。

 

妊娠中毒症は、主に妊娠後期から発生する病気で、妊婦の約1割に症状が出ると言われています。妊娠中毒症に気付かず放置していると、高血圧により血管の壁が傷んだことで、血液の循環が悪くなり、胎盤へ向かう血液量が減少するため、赤ちゃんの発育が遅くなったり、最悪の場合、子宮内で仮死状態に陥ったりすることも考えられます。

 

妊娠中毒症は、妊婦と赤ちゃんの身体に多くの合併症を引き起こす病気なので、早期発見、早期治療が重要なのです。朝起きてもむくみが引かない場合や、全身のむくみが長く続く場合には、早めに病院で相談するようにしましょう。

 

リフレクソロジーはストレスを軽減する作用も持つため、むくみだけでなく育児の疲れもスッキリ解消できます。リラックスすることで体温が上昇し免疫力が向上するとも言われていますので、ぜひ試してみてください。

 

 

日本リフレクソロジスト養成学院【REFLE】は、補完療法として医療介護の現場でも活かせる英国式リフレクソロジーの専門校。

『リフレクソロジーの学校』で学んでプロのリフレクソロジストを目指しませんか?

REFLEコラム一覧へ戻る