リフレクソロジーの活かし方
◇ホスピスボランティア活動記録
日本リフレクソロジスト養成学院では、2005年よりホスピス緩和ケア病棟で患者様やそのご家族へのリフレクソロジーボランティアを実施しています。現在活動拠点は全国17か所に及びます。
活動者は学院でリフレクソロジーの技術と知識をしっかりと学び、資格を取得した卒業生。
活動希望者は学院での「死生観」や「ボランティア」についてしっかり講習を受け、さらには病院ごとに開催している勉強会の参加を経て活動を開始していきます。
病棟に穏やかに流れる日常の空気を乱すことないよう、活動者は1人で病棟に入ります。そこで起こるどんな出来事にも穏やかに、かつ冷静な対応が求められるため、活動者の心のケアも必要です。その日あったこと、感じたことを内にためこまずに出し、シェアすることも長く活動を続ける上では大事なことだと感じます。
そんな活動者から、ボランティア担当のインストラクターに寄せられたレポートから抜粋します。
◇~part1~鳥のさえずりの中
お元気な時、リフレクソロジーが大好きでリフレサロンにも通っていただいていたという患者様。社会的にご活躍されていたこともあり、初めてホスピス病棟で施術させていただいた時は凛とした振る舞い。活動日を確認して、「必ず毎回予約を入れますから絶対に来てください」と楽しみにしてくださいました。
ところが初めての施術から2か月が経った頃、身体が一回りも二回りも小さくなられ、お話するのもだるいご様子に。でも、ご家族が「リフレクソロジー受ける?」と声をかけると、かすかに反応。ご家族が見守る中横向きのままリフレクソロジーを受けられました。途中目を閉じられた目元からは涙があふれていました。ご自宅から病室に連れてきていた鳥たちのさえずりの中での施術でした。施術が終わると、「あ~、あなたの手を持って帰りたいわ」と、思いの他力強い声で感情を吐き出すようにおっしゃったあの声が忘れられません。
◇~part2~もう一度
「お前にはわからないだろうけど、今日死ぬのがわかる。死ぬ前にもう一度リフレを受けたい」と、付き添いの奥様に言われた患者A様。「明日来られるから」と奥様が伝えても納得されなかったそうで、「来てもらえませんか?」という連絡を受け、その日の夕方に施術に伺いました。
A様はうめくように「あ~あ、気持ちいい・・・」と。その後、別の患者様に施術をしていると、A様の奥様が覗きに来られました。終了後に奥様を訪ねると、「何でもありません」と。後日、その日の夜に急変され、A様は亡くなられたと伺いました。あの時、A様が「もう一度やってもらえないか聞いてほしい」とおっしゃって、奥様が部屋を覗きに来られたことを知り、あの時もう少し踏み込んでお話していれば、と涙が出ます。
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