「体がだるい」「疲れが溜まって、動く気になれない」こんな症状はありませんか?ほとんどの方はこのような症状を経験されたことがあるでしょう。「疲労」と言っても種類があり、原因と症状、回復方法も異なります。自分の疲労はどんな種類のものかを知って、上手に解消しましょう。
激しい運動や肉体労働などによって、長時間筋肉を酷使したために乳酸が溜まって、筋肉が疲労した状態を肉体疲労と言います。
肉体疲労の症状
肉体疲労は筋肉の疲れのため、筋肉痛になったり体中がだるくなったりします。また、血行が悪くなるため、肩こりや腰痛という症状にあらわれることもあります。肉体疲労は一日の終わり夜間にピークになることがほとんどです。
肉体疲労の回復法
運動の前後に軽いストレッチを行って、筋肉への負担を軽減するようにしましょう。軽いマッサージをしたり、入浴したりして血行を良くすることも、肉体疲労の回復に効果的です。
日ごろからたっぷりとビタミンCを摂り、習慣的に運動することも、肉体疲労を予防し早く回復させるのにおすすめです。
はじめは肉体疲労が原因でも、精神的な疲労へと発展していくケースもあり、早めの解消が大切です。
「疲れた、と言うのが毎日の口癖になっている」「すぐに疲れやすい」ということはありませんか?このように日常的に疲れを感じているような状態を、慢性疲労と言います。肉体疲労や精神疲労の蓄積でおこるもので、日常生活に大きく支障をきたさない程度のものを、「慢性疲労」と呼びます。
慢性疲労の症状
倦怠感や思考力の低下、やる気が起きないなどの症状が続き、「休息したい」という体のシグナルが発せられた状態が慢性疲労の症状です。
慢性疲労の回復法
体は休息を必要としていますから、無理せずゆっくり休むようにしましょう。原因は肉体的疲労からきているのか、精神疲労から来ているのか、自分の慢性疲労の種類を見極めて対処しましょう。
大抵の慢性疲労は、体をゆっくり休めることで回復します。しかし、休息を取っても疲れが取れず、半年以上日常生活に支障が出るほどの倦怠感や、微熱、関節痛、筋肉痛などが続く場合は「慢性疲労症候群」か、その他の病気の可能性もあります。おかしいと思ったなら、医師に相談してください。
人間関係の問題や仕事上でのプレッシャーなどのために、過度に精神的ストレスが生じて起こるのが、精神疲労です。ひどくなると、自律神経のバランスも崩れてしまいます。
精神疲労の症状
思考力が低下し仕事がはかどらない、すぐにイライラしてしまう、朝なかなか起きられず、やる気が出ないなどの症状があります。精神疲労は朝目覚めたときに、症状が強く出る傾向があります。
精神疲労の回復法
精神的ストレスとなっているものは何かが分かったなら、できるだけそのストレスをなくしましょう。また、運動や好きな趣味をするなどして、ストレスを解消し気分転換を定期的に行いましょう。脳がリラックスできるように、入浴して体を温めることも効果的です。
◆リフレクソロジーが疲労回復に効果的な理由
どんな種類の疲労であったとしても、疲労を取るには血行を良くすることが大前提です。リラックス効果が高く、血行を促進し、老廃物を排出しやすくするリフレクソロジーは、疲労回復に効果的な回復方法です。リフレクソロジーは体の各機能を高めるため、疲れにくくストレスに強い体作りにも効果的です。
現代人のほとんどが、いずれかの種類の疲労を経験しています。「疲れているだけ」と、軽く考えず早めに対処しましょう。長引くようなら、深刻な病気が潜んでいる可能性もあるので、病院で調べてもらいましょう。