「リフレクソロジーを学びたい」「リフレクソロジストの資格を取得したい」という人の志望動機は、どんなことでしょうか。実際に、リフレクロソジーのスクールの生徒から聞いた具体的な志望動機を含めつつまとめてみました。
職業としてのリフレクソロジストの志望動機として一番多いのは、「手に職をつけたい」という想いです。リフレクソロジストの強みは、一度、手技を覚えてしまえば、年齢や環境問わず、いろいろな場面で活用できることです。
就職の場合、リフレクロソジー専門のサロンはもちろん、全身のボディワークを含むクイックマッサージの店、スーパー銭湯などの日帰り温泉施設など、さまざまな就職先が考えられます。リフレクソロジーの認知度の高まりとともに、就職先もより一層増えていくことが期待できそうです。
また、機械や薬剤を用いないリフレクソロジーは、自宅でのプチサロンをはじめ、店舗を構えての独立開業もしやすい為、生活環境に合わせてサロン運営することも可能です。
「人の役に立てる仕事に就きたい」という動機もあります。特に女性は、その傾向が強いようです。事務職に就いたものの、やりがいを感じられず、「誰かを癒す仕事」への転職を考えてリフレクソロジーのスクールに来たという人もいます。
癒し系の仕事というのは、お金をいただいているのに「ありがとう」と言ってもらえる、とても貴重な仕事であると言えます。
「人の役に立てる仕事」「人を癒す仕事」といっても、社会人にとっては、ハードルの高い職種が多いものです。例えば、医師になるのであれば、大学の医学部に入り卒業するまでに6年かかります。その分、学費も必要です。針灸師、柔道整復師、マッサージ師、理学療法士なども、最低3年からと時間がかかりますし、学費も300万円以上するようです。
その点、リフレクソロジーなら、何歳からでも学び始めやすく、取得期間も3ヶ月?半年が一般的であり、学費もお手頃だと言えます。
リフレクソロジーの志望動機は、その技術だけでプロになるためとは限りません。例えば、エステティシャン、美容師、ネイリスト、アロマセラピストなどが、コースを増やすためにリフレクソロジーの手技を学びにくる場合もあります。
リフレクソロジーの技術を追加することで、本業がさらに魅力的なものになるのです。
◆家族や自分の体調管理やコミュニケーションにも
就職のためではなく、家族や自分の健康のためにリフレクソロジーを学ぶ人もいます。慢性的な頭痛や肩こりに悩む夫のために、寝たきりの親のためになど、家族のために何かしたいと、リフレクソロジーを学びに来る方もいます。
最初から家族のサポートが目的でなかったとしても、思春期の息子に練習台になってもらっているうちに親子の会話が戻ってきたという方や、介護施設や、ホスピス・緩和ケア病棟などでの施術ボランティアをご希望になって学ばれる方も増えてきています。“何かしら社会貢献したいとは思ってはいても、何から始めたらいいのかわからない”そんな方々が、人に触れるタッチセラピーを通して、人の役に立てることができるリフレクソロジーに魅力を感じて学習するケースも見られます。
ホスピス登校拒否の娘にリフレクソロジーの練習をしているうちに、娘が学校であったトラブルを話し出して解決に至った、などということもあるようです。