リフレクソロジーの資格を取得するには、スクールに入って通学する方法と、通信教育でDVDなどで学びながら取得する方法があります。
リフレクソロジーの基本的な考え方や歴史、総合医療や補完医療としてどうとらえるか、解剖生理学などを学んだ後、実技を習得していきます。実技では爪の手入れ、体の使い方から指の動かし方を学び、細かな反射区に一つずつ触れながら、独特の施術を覚えていきます。
学習カリキュラムを修了後、筆記と実技の認定試験を受験し、すべて合格すると資格が取得できます。
どんな知識を学ぶのか、どんな手技を学ぶのか。資格取得までにどのぐらいの費用と日数が必要なのか。それは、スクールや講座に寄って、またスクール内でもコースに寄って、すべて異なります。
一番いいのは、まず、いろいろなサロンでリフレクソロジーを受けてみることです。手技やマナー、雰囲気など、違いがわかるはずです。そのなかで気に入った店があれば、そのサロンのスクールの説明会に参加してみましょう(すべてのサロンにスクールがあるわけではありません)。
サロンに行ってみて、実際に施術を受けたときに、店員のリフレクソロジストに、スクールや資格取得について質問してみてもいいでしょう。
リフレクソロジストの資格取得に必要な学習日数は、通学では毎日通うものから、週1日ペースのものなど、通学頻度や期間も様々です。費用の目安は、通信で約5~30万円、通学で約20~100万円といわれます。目指すスクールで学べる技術がどんなものか、カリキュラムや指導方法はもちろん、就職や卒業後のフォローなどのサポート体制についても、しっかり確認するべきでしょう。単に金額が安いから等と、内容をよく確認しないままに受講申込をしても、結局きちんと活かせる技術が身につかない場合もありますので、注意が必要です。
本来リフレクソロジーは、フットマッサージや足ツボとは全く異なる技術です。選んだスクールが単なる足もみではなく、きちんとした本来のリフレクソロジーを身につけることができるのかは、スクール選びのとても重要なポイントです。
時間とお金をかけて学ぶのですから、確実に活かせる確かな技術と将来にわたってサポートしてもらえるスクールを選ぶようにしましょう。
◆通信を選ぶときのポイント
学ぶことが知識ではなく、「実技」がメインのリフレクソロジーの資格は、通学で学ぶことが一番のお勧めですが、子育て中や家族の介護で家をあけられないなど、時間や場所の都合で通信教育で学ぶ方法を選ぶ人もいます。
通信教育を選ぶ場合は、実技の動画教材を用意しているスクールを選ぶようにしましょう。手指の動かし方や、反射区、ポイントなどは繊細でわかりづらいものもあります。書籍だけではなく、DVDでしっかりポイントを説明している教材があることが望ましいです。
また、スクーリングのシステムで、実際に講師から指導を受ける機会がある講座を選ぶことも重要です。力加減や反射区のとらえ方等を、講師の指導のもときちんと学ぶことは、人の体に直接触れ、影響を与えるリフレクソロジストにとってとても大切です。
特にリフレクソロジーを仕事にすることを考えている方にとっては、スクーリングは必須とも言えるでしょう。