リフレクソロジーの仕事には男女差はありませんが、働きやすさという点で、女性に向いている職業ともいえます。力は、それほど必要ありませんし、サロンを訪ねてくるお客様にとって、ホッとするような温かい人柄が期待されるためです。手に職をつけられるため、女性が結婚し、妊娠・出産した後にも、ずっと続けていける一生ものの仕事とも言えるでしょう。
そして、結婚、子育てといった、人生経験がさらに役立ちます。クライアント(お客様)にとって、安心感となったり、相談相手になれたりするためです。また、配偶者の転勤について引っ越すことになったとしても、全国に就職先があると考えられます。シングルマザーにも人気のある職業だと言えます。
リフレクソロジーのサロンは、全国的に増えています。また、リフレクソロジー専門のサロンではなくても、整体関係の店、アロマセラピーのサロン、リゾートホテルなど、勤務先の種類も豊富です。
勤務形態についても、さまざまです。フルタイム、アルバイト・パートといろいろな雇用形態が存在しますので、子どもが小さい間はパートで、子育てが一段落したらフルタイムで、と働き方を選ぶこともできます。
自宅サロンを開業し、個人事業主となって自由に働くことも可能です。店舗を借りなくても、6~8帖のスペースがあれば開業できますし、什器や設備も、リクライニングソファ、パウダー、タオルなど、自己資金数万円からオープンすることができます。
自宅サロンの運営方法について教えているスクールもありますので、将来の自宅開業を目指しているなら、スクール選びの段階で、開業サポートがあるかどうかをチェックしてみましょう。
◆他の職種との相乗効果が期待できる
リフレクソロジーの資格は、他の資格との相乗効果が期待できます。例えば、介護福祉士がケアをしている方に少しでも心地よくなってもらいたいとリフレクソロジーの資格を取得したり、看護師が患者さんのケアのために資格を取得するといった事例もあります。
また、針灸師や柔道整復師の治療院や、内科・心療内科医院の併設サロンで、リフレクソロジーをするなど、他の資格・職種とのコラボレーションも柔軟に考えられます。
◆家族や友人、恋人のサポートやセルフケアにも
リフレクソロジーは、身近な人への心身のケアにも役立ちます。黙って足に触れているうちに心が開いていき、素直になれたり、奥底に溜めていた言葉を外に出したくなったりして、円滑なコミュニケーションがはかれる可能性もあります。
家族、恋人や友人にそんなサポートをしてあげられるのも、リフレクソロジーの資格を取得するメリットだと言えます。