何かとストレスを感じる現代社会において、心と体に癒しを与えてくれるリフレクソロジーの人気は根強いです。せっかく勉強をして資格を取得したのなら、リフレクソロジストとしてそのスキルを活かさない手はありません。
ここではリフレクソロジーの資格取得後の仕事先についてご紹介します。
リフレクソロジーの資格取得者であるリフレクソロジストは、比較的就業率の高い職業だといわれています。
健康意識の高まりを受けて、リフレクソロジーを専門に行うサロンだけでなく、アロマセラピーやエステなどにリフレクソロジーを取り入れて施術するサロンをいたるところで見かけます。異なるリラクゼーション系の施術と相性がいいこともリフレクソロジーの特徴です。
その他にも、美容院やスポーツジム、大型の銭湯、旅館、ホテルなどでもリフレクソロジーのサービスを提供するところが多くなりました。リフレクソロジストは即戦力として幅広く求められています。
また、アロマなどと合わせて自宅でリフレクソロジーを開業する方もいます。専業主婦の方などが日々の家事の合間に、副業として行うことも可能です。
手や足などへの施術によって自然治癒力を引き出し、心と体の調子を整えるリフレクソロジーは、西洋医学が苦手とする『癒し』の部分を補うための『補完医療(西洋医学を助ける存在)』としても注目されています。
リフレクソロジーは自然治癒力やリンパの流れを良くして免疫力を高めたり、ホルモンのバランスを整えたり、心身のケアに役立つと言われています。
体の痛みだけでなく、長引く治療による心の疲れを和らげる効果が期待できるため、ホスピスや緩和ケア病棟などの様々な医療現場でリフレクソロジストは求められています。
また、今後更なる高齢化が予想される日本では、高齢者福祉施設や介護施設などでもリフレクソロジーの癒しの効果が役立つと考えられており、医療や福祉の現場での需要は更に拡大していくといわれています。
医療機関やサロンなどで十分な経験を積んだ後は、カルチャースクールなどでインストラクターとして働くことも可能です。ただし、この場合は人に技術を教えるわけですから、高いレベルの技術を習得していること、多くの施術経験を持っていることが前提になります。
最近では、リフレクソロジストを目指す人向けの講座だけでなく、健康意識が高く、自己管理に興味のある人たちに向けて、セルフケアの方法を教える講座なども人気があるようです。
リフレクソロジーのスクールによっては、インストラクター養成コースを設けているところもあります。インストラクターの仕事に就くことを検討している方は、リフレクソロジーの資格取得後に、引き続きインストラクター養成コースを受講し、より高い技術を身につけるとよいでしょう。