不況の波が押し寄せ、夫婦共働きが当たり前になり、将来への安心感が希薄になった現代。誰もが日々ストレスと向き合い、戦う必要に迫られています。体の疲れだけでなく過度なストレスによって心にも深刻な症状を抱えることも多く、心身の癒しへの関心は今高まっています。ここでは、現代人にとって必要不可欠な健康や癒しの仕事についてご紹介しましょう。
仕事の疲れや人間関係の悩み、経済低迷による先の見えない将来への不安など、現代に暮らす私たちは何かしらの問題を抱えて生きています。その問題がきっかけとなって、体や心の不調を訴える人は少なくありません。内閣府の調査によると、平成25年の自殺者の値は27,283人でした。近年その数自体は減少を続けているものの、国際的にみるとかなり高い自殺者率となっています。その動機としては、健康問題や経済、生活の問題、家庭や勤務の問題が挙げられています。このような最悪の結果を生まないためにも、日々のストレスをコントロールする必要があります。
音楽を聞く、映画を見る、旅行をする、友だちと話す、美味しいものを食べる、スポーツで汗を流す、ウォーキングをするなど、いわゆる「気晴らし」のために行うアクションも、自分自身のストレスを解消するための無意識の癒し行為だと言われています。こういったささやかな癒しの行為を日々繰り返すことで、ストレスによるダメージを軽減しているのです。しかし自分の力だけでストレス解消する手段を持っていなかったり、忙しい中短時間で効果のある癒しを求めるような方は、癒しを与えるプロに頼ることもあります。
こうした背景もあり、健康や癒しに関する仕事の需要は高まっています。では、健康や癒しに関する仕事にはどういったものがあるでしょうか。 心理カウンセラー、産業カウンセラー(働く人たちが抱えている問題を見つけ出し、解決できるように手助けする人)、アロマセラピスト、リフレクソロジスト、音楽療法士など、アプローチ方法は違えど「ストレスを和らげ人を元気にする」という目的のもと、たくさんの仕事が存在します。
本当に人々の役に立っているのか実感できない仕事も多い中、健康や癒しに関する仕事は人と直接接することが多く、自分が施術することで相手が癒されるところを目にできます。技術不足などが原因で時にはお客さんから厳しい意見をもらうこともあるでしょうが、感謝の言葉をかけてもらったときの喜びは何にも代えがたいものがあります。 また、癒しの仕事には、出産・育児を経ても「一生続けていきやすい仕事」が多いという特徴もあります。しっかりとした知識と技術を身につけることで、社会の変化に影響を受けずに仕事を続けていくことが可能です。
出産や育児など人生の節目ごとに働き方の選択を迫られる女性にとっても、大変魅力のある仕事ともいえるのです。
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