働く女性にとって妊娠、出産はその後の働き方を左右する大きな出来事です。子育てをしながら働く場合、これまでのように自分のペースで仕事をすることが難しくなります。 ここでは、子育てと仕事を両立するにあたって気をつけたいポイントを紹介していきます。
出産後も仕事を続けて、子育てと仕事を両立させようと考える女性にとって、子供の預け先を探すのは非常に重要です。待機児童の増加がたびたびニュースで報じられているように、全国的な保育園不足は母親になった女性が社会復帰し、仕事と子育てを両立させる際の大きな障害になっています。育児休暇明けに子供の預け先が見つからず、仕事に復帰できなかったという事態を避けるためにも、妊娠中などできるだけ早い時期から情報収集をし、保育園を探し始めることが大切です。4月の入園者の募集は前年度から行っている場合が多いので、事前に情報を集めてチェックするようにしましょう。市町村の保育課などの担当窓口で保育所に関する情報がもらえるので、併せて確認してみてください。0歳から受け入れている保育園を見つけたら、すぐに入園の申請書を出すのも良いでしょう。
また保育園を探す場合は、自分が住んでいる市区町村だけでなく、近隣の市区町村も視野に入れて探すと、より入園できる保育園が見つかる可能性が高くなります。
自分が保育園に求める条件を考慮しつつ、早めの情報収集と行動を心がけてください。
短時間勤務制度は「時短勤務」と呼ばれ、育児中の人が1日あたりの勤務時間を減らすことができる制度です。3歳未満の子供に適応されることが一般的ですが、企業によって異なることもあります。
また短時間勤務制度は母親だけでなく、父親も対象となります。平成24年7月1日から厚生労働省によって、従業員数が100人以下の事業所にも短時間勤務制度が適用されているので、自分の勤務している会社がこの制度を実施しているのかどうか事前に調べておきましょう。
子育てをしながら仕事をしていて一番困るのが、子供の急な体調不良です。保育園によっては病児保育室と呼ばれる専門の施設を設けて、体調の悪い子供や回復期の子供を預かってくれるところもあります。
しかし、水疱瘡やインフルエンザなど、症状によっては1週間以上登園出来ない場合もあり、働く親にとっては深刻な問題です。子供が急な体調不良になった場合や、急な残業によってお迎えの時間に間に合わない場合など、予想外の事態にどう対処するのかを、夫婦でしっかりと話し合っておきましょう。実家にサポートをお願いする、1回から利用できるベビーシッターを探しておく、病児保育対応の託児所に預けるようにするなど、不測の事態に対する体制を作っておくことが大切です。
◆仕事に振り回されない働き方
子育てと仕事を両立させたいという人には、リフレクソロジーなどリラクゼーションの仕事もおすすめです。子育てをしながら勤務しやすい労働形態を持つサロンへの就職や、自宅サロンを運営するなど、子育てと仕事を両立させることも可能です。特にリフレクソロジーはある程度のスペースと、施術用のベッド、オイルなどがあれば少ない資金でも比較的開業がしやすい仕事です。自分のペースで働けるスタイルは、ワーキングマザーにとって理想的ではないでしょうか。