学校が終わった後も塾やお稽古ごとなど、日々を忙しく過ごしている現代の子どもたち。ひと昔前と比べると、子どもがストレスによって心身にダメージを受けてしまうケースが増えているようです。
大切な我が子をストレスから守るためにも、親がしっかりと見守る必要があります。
ここでは、子どもがストレスをためないために親ができることのひとつである「リフレクソロジー」について紹介していきます。
子どもたちのストレスは、成長に応じて変化していくもので、親はその変化を細やかに見守ることが大切です。
【幼児期(0?5歳)に多いストレスの原因】
この時期のストレスの原因は、親との触れ合いに関するものが多いようです。無理な卒乳やスキンシップ不足、愛情不足、親の接し方、入園、兄弟の誕生、親の不仲など、周りの大人たちの心がけ次第でストレスを取り除くことは可能です。
【小学生(6歳?12歳)に多いストレスの原因】
入学、進級、転校、卒業など新しい環境でのストレスが大部分を占めています。親との関係や親の教育方針以外にも、友人や教師との関係、勉強、成績、いじめなど家族以外の部分でのストレスも増えてきます。
【中高生(13歳?18歳)に多いストレスの原因】
小学校時代よりもさらに世界が広がり、ストレスの原因も多岐に渡るようになります。身体の成長、性への目覚め、受験への不安や進学の失敗など、自分自身と向き合ったときに感じるストレスも多いようです。
心が未熟な子どもたちはストレスを上手く解消することができないため、精神的、身体的な症状としてそれが表れることが多くあります。
腹痛や頭痛
熱や下痢といった症状がないのに、たびたび腹痛や頭痛を訴える場合には、ストレスが原因ということも。「また嘘をついて!」と叱るのではなく、優しく受け止め、原因をそれとなく聞くことが大切です。
おねしょ、おもらし、爪を噛む
今まではなかったのに、突然おねしょやおもらしをするようになったり、爪を噛み始めたりといったことも、ストレスのサインである可能性が。
チック、吃音
目をしばしばさせる、言葉が出にくくなるなどの症状もストレスが原因の場合が多いようです。症状を指摘したり、注意するのはNG。医療機関に相談してみましょう。
親から離れられない
母親がいないと不安がったり泣き出したり、いつも以上に甘えたりする場合は、親子関係でストレスを感じていることが考えられます。叱りすぎやスキンシップ不足など、思い当たる節がないか考えてみましょう。
イライラ怒りっぽい
友だちとの関係が上手くいっていない場合に表れやすい症状のひとつ。ちょっとしたことに腹を立てたり、怒りっぽくなったりした場合は、それとなく話を聞いてみてはいかがでしょうか。
子どもの心と身体が健やかに育つために、スキンシップは欠かすことのできないもの。なぜなら、スキンシップは親のぬくもりや愛情を感じるのにもっとも手っ取り早い方法だからです。
自分が親から大切にされていると感じることは、子どもの心身を逞しく、そして健やかに育む手助けをしてくれます。特に幼児や小学生は、まだまだ親に甘えたい年頃です。この頃にたっぷりとスキンシップがとれた子どもたちは、その後自信を持って広い世界へ飛び出して行くことができるのです。
今更スキンシップと言われてもどうしたらいいのか分からない人も少なくないはず。また、照れてしまって、なかなか踏み出せないという人もいますよね。
そんな時には、リフレクソロジーを試してみてはいかがでしょうか。夜眠る前に子どもの足裏を優しくマッサージしながら、1日の出来事を話すだけでも、子どもの心は愛情で満たされるはずです。