子どもたちに愛情を与えるための「スキンシップ」「ハグ」。それが私には大きな課題だった。
その理由は父親との関わりにあると思っていた。
口数の少ない父とは、仲が良くなかった。中学生の時から反抗期に入り、会話らしい会話の記憶もない。もちろん抱きしめられた記憶もない。身体の弱い妹をかわいがる父に何となく反発さえも感じながら成長し、結婚し育児を行う立場となった。
そんな時、父が大腸がんに侵された。手術当日、母も妹も都合が悪く立ち会えるのが私だけだった。無事に手術が終わり、麻酔の冷め切らない父に看護師さんが『お嬢様がお見えですよ』と声をかけている傍らで私は、父の手を握ることさえもできなかった。
どうやって触れていいのか解らなかったのだ。
父の肩に少し触れることしかできずにいる自分が情けなかった。
たまたま身近にリフレクソロジーがある環境に身を置くことになった。
施術の様子を見ると、顔から一番遠い足に触れている。
この距離感、、、。これなら自分にもできるのではないか、と思った。
これが私がリフレクソロジーを学ぶきっかけだ。
リフレクソロジーの学びを通して、様々な人の足に触れた。
足から感じるもの、それはこの人の人生そのものなのではないだろうか、と思った。
やがて、父のごつごつした決してきれいではない足に触れ、リフレクソロジーを行った時、私自身の心も癒されていくのを感じた。
その後、リフレクソロジーを通じて義父や義母の足、そして子供たちの足!にも触れる事もできた。
リフレクソロジーは、私にとっては相手とちょうどいい距離感をもたらしてくれるようで、なぜかいつもよりも会話もはずむ。
足を温かいタオルで優しく包まれ、指を1本1本丁寧に拭いてもらう。
そして、準備体操のような優しいリラックステクニック、、、。
本番が始まる前にもう眠りについている。
彼らにとっても足はあまり人に見せるものではないし、気恥ずかしさもあるとは思うのだが、回数を重ねるうちに、リフレクソロジストとの間にはこれまでとは違った信頼関係が生まれてくるような気さえするのだ。
こんなリフレクソロジーと出会えてよかった。
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