私がはじめて『がんと緩和ケアのリフレクソロジー』のセミナーを担当することになったときの話です。
今から20年も前のことになります。
セミナーで講演するからには、まずは『自分ががんの患者様へのリフレクソロジーの施術経験を積む必要がある』と考えました。ただ、当時はまだ「リフレクソロジストがホスピスで患者様に施術をする」ということを実現するのは容易なことではありませんでした。まずは調べられる限りのホスピス緩和ケア病棟一つ一つに、手紙や電話で連絡を入れ、「リフレクソロジーとは?」という説明をさせていただくことからのスタートでした。そんな中、前職である営業職の経験が活きたのか?何とか2つの施設からご理解を頂くことができました。
併せて、がんを患っておられる知り合いで、抗がん剤治療やホルモン治療をされている方に、休みの日や夜に施術のベッドを持ち込んで施術をさせて頂くことを承諾いただき、ようやく複数のがんの患者様への継続的にリフレクソロジーをさせていただくことができるようになったのです。
がんの患者様に施術をすると、不思議と自分の気持ちが落ち着き、バランスが取れる感覚がありました。
しかし、まれに妙に疲れを感じる日もありました。机上の学習だけでは気付かない、多くの経験をさせていただきました。
嬉しいことに、このセミナーを通じ、「自分もホスピスでリフレクソロジーの施術を行いたい」と手を挙げてくれる卒業生が出てきました。そこで、学院主催の≪ホスピスでのリフレクソロジーボランティア≫という形を作り、活動に参加を希望する卒業生には、まずはこの『がんと緩和ケアのリフレクソロジー』セミナーを受講していただくという仕組みができたのです。
2005年に正式スタートした、学院主催のホスピスボランティア活動の輪はどんどん広がり、全国17拠点で末期がんを患う多くの患者様へ、リフレクソロジーの施術が提供されていきました。それぞれの経験をシェアすることで、まさに、『REFLEのリフレクソロジーは緩和ケアなのだ』、と私自身も実感を重ねていきました。
20年近い活動の蓄積があって今、【REFLE】は、『緩和ケアに活かせる技術』『医療分野で認められた技術』
と胸を張って言うことができます。ご賛同いただいた卒業生のホスピスボランティアメンバーには心から感謝しています。
日本リフレクソロジスト養成学院【REFLE】は、補完療法として医療介護の現場でも活かせる英国式リフレクソロジーの専門校。
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