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台湾衛生福利部蔡司長とリフレクソロジストの皆様との嬉しい再開

リフレクソロジーの国際討論会に招待され、台湾でスピーチを行ってもうすぐ一年経とうかという2023年の秋。台湾の衛生福利部(日本の厚生労働省にあたる)蔡司長から、「日本に行くから【REFLE】サロンを案内してほしい」と嬉しい連絡があり、当時の記憶が甦りました。

 

【REFLE】に台湾でのリフレクソロジー国際討論会での講演依頼の一報は突然のメールでした。メールはコンサルタント会社を経由しており、『依頼主は、日本でいう≪厚生労働省』です』との文面に、「信じられない」というのが感想でした。

半信半疑の中、WEBでの打合せが行われたのですが、コンサルタントの方が多少の日本語が話せるという事だったのですが、正直あまりわかりやすい日本語ではなく(笑)・・・ 詳細の理解が合っているのかどうか、と不安が残りました。

そこで、台湾に住んでおられた方にも相談しアドバイスを頂き、自分たちなりにも色々と調べて、最終的にお受けすることにしました。

 

台湾でのリフレクソロジー国際討論会の内容は、昨年ご紹介した通りですが、(コラム 台湾でリフレクソロジーの国際サミットに参加!)台湾でもリフレクソロジーを医療の場へ導入したい、という動きから開講以来補完療法としてのリフレクソロジーを目指し、ホスピス緩和ケア病棟はじめ脳神経外科や老人保健施設でのリフレクソロジーを実践している【REFLE】を招待して下さったのでした。

リフレクソロジー国際サミットの思い出

台湾では身に余るおもてなしを頂きました。

素敵なホテルやお食事。観光のご案内もいただきましたが、日程の都合上お断りし、双方のリフレクソロジーの理解を深め合う日々でした。

 

【REFLE】の授業で私自身、繰り返し伝えてきた「リフレクソロジーの歴史」の講義に登場する人物の一人に、ジョセフ・オイグスター氏(若石式(台湾式)リフレクソロジーの祖)がいらっしゃいます。驚いたことに、リフレクソロジー国際討論会のホストである台湾衛生福利部(日本で言う厚労省)の蔡淑鳳司長ご自身が、その愛弟子としてリフレクソロジーを学ばれた方であること。そしてこの時交流したすべてのリフレクソロジストもジョセフ・オイグスター氏からリフレクソロジーを学んだ方々であることには、本当に感動をしたものです。

 

台湾のリフレクソロジストの皆様とはたくさんのことを語り合いました。

リフレクソロジーについての互いの考え方、リフレクソロジストとして大切にしていること、そして台湾と日本のリフレクソロジーを学ぶ環境の違いや、技術そのものとその可能性について・・・。

 

同じく国際討論会に招待されていた、イギリスのハダースフィールド大学Ann教授(補完療法のスペシャリスト)とも補完療法においてのエビデンスについてなどの情報共有も。

 

そして、「私たちはリフレクソロジーの発展のために連絡を取り合おう!」と再会を約束して別れたのでした。

台湾衛生福利部蔡司長とリフレクソロジストの皆様との再会

そして2024年1月。

待ち合わせした大阪のホテルの前で私を見つけた蔡司長は満面の笑顔でハグ。再会を喜び合いました。昨年お逢いした方が他にも3名、初めてお会いするリフレクソロジストの方もいらして、皆さま素敵な笑顔でした。

 

実技レッスンを見学のために学院にご案内する道中も質問が絶えません。

「今日学院で練習している受講生は何人いるのか?」

「今REFLEサロンの店舗は何店舗あるの?」

「店舗で仕事をしているリフレクソロジストは日本に何人いるの?」

 

学院に到着されてからも、今回初めてREFLEの施術をご覧になられたリフレクソロジストの方からは、

「どうしてパウダーを使っているの?」

「なぜグローブをしていないの?」

等々私たちのリフレクソロジーの技術に興味津々のご様子。

そして、リフレクソロジーを学ぶ受講生の背景も気になるところらしく、その日の実技レッスンに参加されている方々の中には、学習を始めて初めて参加された方、認定試験をまもなく受験される方、そして卒業生など様々な進捗状況の方がいらっしゃること。そして、このリフレクソロジーを学ぶ在校生の中に看護師や医師を職業にしている方もいることをお伝えすると、それについても感心した様子でした。

互いにリフレクソロジーの経験値を上げて、また。

リフレクソロジー国際討論会のスピーチの中で、私達【REFLE】が行っているホスピスボランティア活動について発表した時の事。

『ホスピス緩和ケア病棟に入院中の患者様に対し、リフレクソロジーの施術を行っている』、とお伝えしたときは「すばらしい活動だ!」と会場でどよめきが起きるほどの反響でした。

ところが、医療機関でのリフレクソロジーボランティア活動が、感染症の騒ぎで全て休止中であることを伝えた時、ため息と共感の声が会場のあちこちから聞こえてきたことをしっかりと覚えています。

 

今回、丁度この1月から大阪で再開第一号となった、第二協立病院での活動が始まったところでしたので、台湾の皆様にタイムリーに報告し、喜び合うことが出来たのでした。

 

関東の病院でもホスピスボランティア活動が再開した病院があります。

また、嬉しいことに再開を打診する連絡を下さている病院もいくつか出てきました。

日本と台湾。それぞれがリフレクソロジーの経験値を上げてまた再開できるのが楽しみです。

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